函館は寒さは厳しいながら、穏かに快晴の元旦を迎えました。
いよいよ『2003年』の幕が上がりましたね。
2002年の大晦日は年越しライブ出演が無かったので、恒例の「紅白歌合戦」をリアルタイムで観賞しました。
今回はいろんなカラーがあって面白かったと思います。
私にとっての圧巻は白組・尺八群の伴奏、紅組・津軽三味線の木下伸一、上妻宏光の強者二名の伴奏、という「演歌歌手が唄う民謡」の対決。
演歌歌手の持ち歌対決ではない面白さと、民謡を学んだことが財産になっているという強みに
凄さを感じ、感動しました。
また、沖縄の三線や中国のニ胡が加わる演奏も多く、民族楽器が持つ音色のインパクトと奏者のテクニックの素晴らしさが洋楽器と相まって魅力的でした。
いわゆるコラボレーションですね。
私も時々ステージで歌う「島唄」のロック風?のアレンジも力強くてステキでしたし、「ウエストサイド物語」の『マリア』を歌ったクラシック界の若手「ジョン健ヌッツォ」の声と歌唱力に圧倒され、すっかりファンになってしまいました。
私的には、トータルして民族楽器の登場がうれしかったのかもしれません。
「島唄」を歌ったアルフレッド・カセーロの『音楽に国境は無い』という言葉が印象的でした。
純粋に、気楽に、音楽を楽しみました。
紅白も終わり、おそらく古人(いにしえびと)も聴いたであろう「除夜の鐘」の深閑としたひびきの余韻を耳にうつして、心新たに新年を迎えました。
今年も何卒よろしくお願いいたします。
かなこ
※2003年スケジュール
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