(更新は毎週月曜・木曜の予定です)

お弾き初め

2003/01/27

1月12日(日)、わが社中・筝曲美音和会の初弾き会を、宮崎宅で催しました。
自由参加。演奏する・しないは自由。
聴き手に徹しても良し。
午後1時から7時半まで、新年の顔合わせを兼ねて演奏後の宴会まで、ゆっくりと楽しみました。

「花筏」「信濃路」「水の断章」「砧」「無言歌集」「数え唄変奏曲」「千鳥の曲」・・・etc.全13曲。
ラストはお目出度く「松竹梅」。
独奏あり合奏あり。通い慣れたお稽古場での演奏とはいえ、ごく近くに仲間の目や耳があって凝視される中での演奏は「冷や汗もの」だったようでした。

母・宮崎美音和の唄と私の三味線による「かくし芸」、端唄『梅は咲いたか』と『青柳』も披露しました。
おまけに母は「都都逸」まで聴かせてくれました。
母は筝・三弦のみならず、小唄や端唄も学んだ人で、折に触れて聴かせてくれますので、私も見よう見まねで少し覚えました。
鍛えられた芸というのでしょうか、母の体には音曲が染み込んでいるようです。

「盗んで良いのは芸だけと教えられた時代だったし、楽譜なんて無かったんだよ。師の演奏を見て聴いて覚えた芸だから、幾つになっても忘れないんだろうね〜。」と話してくれます。
88歳の今も声はおとろえず、「身に付く」ということの大切さと重みをしみじみ感じました。

有意義だった「お弾き初め」の報告でした。

かなこ

  

ザ・グレートベアーズ ニューイヤーコンサートをアップしました。

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