先日、ある企業の宴会の席で演奏してきました。
外国からのお客様を接待するというコンセプトなので、場所は老舗割烹旅館。
舞台付きの豪華な大広間にテーブルと椅子が用意されてはいましたが、お料理も雰囲気も徹底的に「和」のおもてなし。
静かで落ち着いたしっとりした空気の中で、私の演奏も静かに聴いていただけました。
この日は依頼先から、
「外国からのお客様の奥様が筝に触れたいというご希望がありましたら、先生の演奏の後になんとかお願いできますか?」
というお話でしたのでその準備もして行きました。
私の勝手な思い込みで、せいぜいお一人かお二人と想像していたのですが、なんと奥様のみならず、7人の外国の方が交互に「筝爪をつける→音を出す→写真を写す」というデモンストレーションが始まってしまいました。
これをきっかけに、一気に和気藹々以上の賑やかな宴となり、親睦はより深まった様子。
「筝ハ、ムズカシーデスカ?」
「何歳カラ始メマーシタカ?」
「ハープハ知ッテイマースガ、筝ヲ見ルノモ聴クノーモ始メテデース!」
「左手ニハドーシテピックヲ付ケナーイノ?」
等々の質問(・・・らしい。ちなみに受け答えは全て英語でのやりとり)。
私の答えがどのように伝わったのかはまったく不明?
でも笑顔、笑顔で「サンキュー!サンキュー!」だったので、日本でのエンジョイタイムのひとときを過ごされたと信じています。
さて今月は留学生への授業もありますので、またまた右往左往ながら、異国の方々とのふれあいのチャンス!
オオイニ楽シム事ニシマース!
かなこ
※筝曲美音和会 第51回演奏会のリポートをアップしました。
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