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今年の正月は、身内に病み上がりがいたせいもあって出不精にさらに磨きがかかり、実家に顔を出す以外ほとんど家でＴＶを見ていました。
そんな中で印象に残ったのが、「あんたの夢をかなえたろか」という明石家さんまが司会をするスペシャル番組。
もう１０年もやっているので、一度くらい見たことがある人もいるかもしれません。
内容は、ＴＶ局の人が一般の人に「あなたの夢はなんですか？」という質問をしてその答えを聞き、後日その夢を叶えてあげるというもの。
確か函館の人も一人インタビューされてたなー。
多分留学生だと思うけど、外国の人であぶなっかしい日本語で、「ガンダムみたいなロボットをツクリターイ！」と話してました。
今回もいろいろな夢が実現しました。
「サハラ砂漠のオアシスに行きたい」今どきのギャル、「高級外車で初めてのデートをしたい」新人サラリーマン、「海女になりたい」女子高生などなどその夢もさまざま・・・。
「嫌いな鶏肉を催眠術で克服したい」ＯＬが、焼き鳥を美味しく食べられるようになって、今まで鶏肉を食べてこなかったことに対して泣きながら懺悔したのをみて、なぜかもらい泣き。
「アメリカに留学した娘に会いたい」父親が、念願かないアメリカに渡り娘に会うことができ、娘の友人たちに「どうか家族に月一回でええから、『私、元気やで』と一言でええからゆうたってくれ」と泣きながら話すところでまた号泣。
「天国の父に自分の演奏を聴かせたい」女子高生姉妹が、アメリカに行って憧れのサックス奏者ケニー・Ｇと一緒に演奏、さらに彼がお返しにと父が好きだった「夜霧よ今夜もありがとう」を吹いたとき、それまで涙を見せなかった母親が号泣、もちろん私も号泣・・・。
我ながら、赤の他人の夢だというのにこんなに簡単に感動してしまう自分は、「なんて安いヤツだ」と自己反省を少々。
この番組を見ながら、ずーっと考えていたことがあります。
「オレは『あなたの夢はなんですか？』と聞かれたら何と答えるのだろう？」
頭に浮かぶのは、今まで親不孝なことばかりしかしてこなかった上に、昨年父が他界したこともあって、一人残された母のこと。
「母が喜ぶことをしてあげたい」
そう頭では思うものの、一体母は何を喜んでくれるのかわからない。
以前、「両国国技館で大相撲を桝席で見せてあげたい」と漠然と考えたこともあったのですが、これは母が言い出したことではなく、勝手な自分の親孝行のイメージ。
結局のところ、昨年末、梁川町で見つけた上品なお蕎麦屋さんに母と二人で行ったとき、「また今度来ようね」と母が言ったのを思い出し、今週末にでもまた誘ってみようかと考えています。
でも考えてみたらこんなことは「夢」であっちゃいかんわけで、当たり前なんでしょうねー。
さて、あなたの夢はなんですか？
※「気ままに箏ライブ
vol.1」の様子をアップしました。
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