今年最初のコラムになります。
今年もよろしくお願いいたします。
●テレビっ子改め
昨年最後の内容が「災」にからむ災害の話だったのですが、どうもその後も災害のことが頭から離れません。
とは言え、そんな話ばかり書いても暗くなるばっかりなので、今回はちょっと違う視点から。
昨年夏の落雷事件以来、我が家のビデオは壊れたままでリアルタイムでテレビを見るしかないという事態になり、あれほどテレビっ子だった私も今では見られないものはあきらめるという分別を身につけることができました。
そんな中で、やはりこれは見たい、続けて見たいというドラマが先日から始まりました。
●東京に直下型地震が
それは「救命病棟24時」(毎週火曜21:00)。
元々はNHKで放送されていた「ER」というアメリカの病院ものドラマの日本版というところからスタートした番組です。
今回は第3シリーズとなっていて、第1シリーズのヒロイン松嶋菜々子演じる「小島楓」と第2シリーズに登場の伊藤英明扮する「矢部淳平」が初対面を果たし、互いに江口洋介演じる「進藤一生」を「語る」設定となっています。
私がなぜこの番組が気になるのかというと、今回のテーマは東京でマグニチュード7.6規模の直下型地震が起きるという設定だからです。
実にタイミングが良すぎる。
新潟中越地震の記憶がまだ消えないうちにスマトラ沖地震。
ドラマの画面がより一層生々しいものに感じます。
●白い巨塔に続く大作
もちろんこんな設定でドラマがホイホイ簡単に出来るわけもなく、中越地震以前から企画されていたわけです。
聞くところによると、「現実に即した実際に起こる可能性のあることを描く」というコンセプトで進んでいたのですが、不幸にも中越地震が起こってしまい、架空の話であるのに被災者にとってはあまりにも悲惨で生々しいものになってしまうということで、セリフや映像にも手直しが行われたんだそうです。
江口洋介や伊藤英明が医師役で出ることもあって、フジテレビ系列では「白い巨塔」に続く大作になる予感がします。
1月4日にプロローグとして2時間のスペシャル版があったのですが、残念なことに見ることができず、11日の第1話から見ることになりました。
もちろん映画のような特撮はできませんが、地震発生のシーンはテレビドラマとして及第点をつけてもいいくらいの迫力のあるものでした。
●毎週見る、その前に
最近また話題になっている東海地方を中心とした大地震。
私が住む街、函館は東京から離れているから・・・とついつい安心してしまうのですが、もっと身近に災害に対する心構えをしておかなくてはいけないんだと痛感してしまいます。
こんなドラマを見るという行為であっても、多くの人が災害に対する心構えをするようになるのであれば、素晴らしいことです。
あ、でも来週は用事があって見られない。あれ?その次の週もだ。
まずい・・・録画できる機械を用意するのが先決のようです。



※気ままに筝ライブ vol.2 のリポートをアップしました。
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