ども、なかなかズバリ言えないendyです。
●ウチの息子は・・・
皆さんは、同窓会というものに出席したことがあるだろうか?
私は数年前に一度だけ出席したことがある。
高校の同窓会だった。
別にそれまで同窓会へのお誘いを拒んでいたわけではない。
お誘い自体がなかったのだ。
というのも、私は高校卒業後、上京したが、途中でいろんなことがあって、行方不明状態になっていたからだ。
そんなある日、実家に同窓会のお誘いの電話があった。
電話に出た母は、幹事であろう電話の向こうの相手にこういった。
「ウチの息子ねぇ、どこにいるのかわからないんですよ。」
ウチに同窓会のお誘いがあったのは、それ1回きりらしい。
●全国組織の同窓会サイト
先日、こんなメールが届いた。
8月に高校の同窓会をやるというお知らせだ。
一体なぜメールでこんな案内が届いたのだろう?
一瞬不思議に思ったが、すぐに謎は解けた。
「この指とまれ!」というサイトがある。
インターネットの同窓会サイトである。
全国にちらばっている人を学校毎に登録するという同窓会サイトだ。
当初は個人が始めたサイトだったが、現在ではかなり大きな会社になっていろいろなサービスまで始めているらしい。
もちろん登録自体は、登録したいという本人がする。
実は4年ほど前に私も試しに登録してみたのだ。
登録した当初は誰かから連絡が来るのだろうかとワクワクもしたが、一切連絡もなく今に至っていたので、登録したことすら忘れていた。
それが今になって届いたのである。
●友達がいない
正直なところ、出席したものかどうしたものか迷っている。
私は学校時代の友人で、小中高大を通して現在も付き合っている人はほとんどいない。
同じ学校でクラスが一緒だった、学年が一緒だったとかいう人は誰一人いないのだ。
今思い出そうとしても名前すら出てこないし、仮に出てきたとしてもそれが小学校なのか中学校なのかも思い出せない。
声をかけられれば返事はするが、自分から声をかけることはないという私の性格は、ちょっとでも音沙汰がなくなった友人を永遠に遠ざけてしまうのである。
そういえば年賀状すら書かない。
最近は、届いても返事も出さなくなってしまった。
●甘酸っぱい想い出
そんな私だが、きっと会ってしまえば、楽しい時間を過ごせることはわかっている。
以前出席した同窓会もそうだった。
不思議なもので、かなりのいい歳になってしまった連中なのだが、会ってお互いを認識が済んでしまえば、「おぉー!お前かぁー、どうしたその頭?」みたいなことになるのである。
二次会で飲んでいる場所がスナックであっても、会話は教室の中そのものである。
「そういえば、endyくん○○さんのこと好きだったもんねー。」
同じクラスの女の子に当時の自分のことを聞かされると、すっかり忘れていた甘酸っぱい想い出が溢れてくる。
出席の返事は、まだ保留のままだ。


※第53回筝曲美音和会演奏会のリポートをアップしました。
|