カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

双子の牡丹 by かなこ

2005/06/06

今年も天候不順の中に居ての春の訪れみたいです。
函館はまだ肌寒い気温の日もあって、庭の花達は戸惑いつつ咲いているように見えます。
昨日の娘からの電話は、
「ママ!なんとなく変な気候なの!スコールみたいな雨が来るのよ!」
そうです!なんか変なんです!

さて、我が家の裏庭も横庭(?)も花の季節です。
花達は色鮮やかに美しく咲いています。

花の美しい姿を見せる時間が一番短いのは、「牡丹」のように感じます。
我が家の牡丹は薄いピンク色。
今年はツインズの牡丹(双子)が咲きました!
蕾を見た時、なんとも不思議な形状でして、二つの蕾がくっついているように見えていました。
今まで目にした事がなかったように思いました。
つい先日開花しはじめまして、気になっていたその蕾をみると、背中をくっ付けるように咲く二つの花がありました。
早速デジカメで写しましたのでご覧ください。
昨年の塩害の影響で、生態系に異変が生じたのでしょうかね〜?
こういう現象って決して珍しい事でないのかもしれませんが、私は見た事がありません。双子の牡丹!
ダブルで楽しませてくれる牡丹=吉兆だと勝手に思っています。

『そよ風に くずるるともせんなや
 白い炎と 燃ゆるともよしなや
 臼茶の帯のなげかひを知り候よ
 花びらが象牙の夢をまた弾く 春の牡丹の散り心よ』(作歌者不詳)
 これは中島靖子作曲の「牡丹」という曲の歌詞です。

来る7月23日(土) 尺八演奏家の菅原久仁義さんにご賛助していただいて、我が社中有志達の筝アンサンブルライブを開催するのですが、私はこのライブでこの曲を歌います。
我が家の庭の「牡丹」をイメージして歌うと思います・・・。

一気に来て一気に去ってゆく北国の花の季節=春。
精一杯「今年の春を満喫するぞ!」みたいな心意気をもって、積極的に春を感じようとする人々の素直さが素敵だと感じる時でもありますよね。
山菜収穫の時期でもありますし。
(我が家裏庭の蕗を収穫し佃煮にして食べました!)

私は北国育ちですから「短い春を満喫したい」と毎年思います。
(長い冬は「重い」と感じるんです。)
「春まっさかり!」と「初夏」の季節区分が分からない私でもあります。

とにかく春の次には夏が来る!
「大好きな暑い季節」を待ちながら、春を満喫したいと思いつつ暮らしています!

函館邦楽舞踊協会研鑚会函館三曲協会定期演奏会のリポートをアップしました。

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