カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

ウクレレのイメージ、覆る by かなこ

2005/07/04

もう7月になりましたね〜。
今年も既に半年が過ぎた訳です。
「早いな〜!」と思っている方も多いのでしょうか?
「長いな〜。」と思った函館の冬季節でしたが、「♪知らぬ間に〜♪」・・・みたいで慌てる感がある初夏7月。

さて、昨日のテレビ音楽番組「題名のない音楽会」をお聴きに(ご覧に?)なりましたか?
ジェイク・シマブクロさんのウクレレと石川 直さんのスネア・ドラム (&オーケストラ)。
新鮮でした〜!

ジェイク・シマブクロさんは日系4世なんですって!
(沖縄からの移民)
私が持っていたウクレレのイメージは覆されましたね。
でもでも、ウクレレが持つ「ホンワカ〜、長閑〜」の世界はそのままなんです。
巧みに楽器を使いこなして自分の音楽世界を確立するシマブクロさん。
その演奏テクニックが醸し出す音楽は、聴き手を爽やかに圧倒する感じ。
「自己への挑戦」的な彼のテクニックの冴えによって、ウクレレが持つ機能はフル活躍!
楽器を自分の手中にするって凄いことだと思いました。

ウクレレ演奏の「アランフェス協奏曲」。
「語ってる・・・。」
そんな風に気持ちよく聴けるなんて思ってもいなかった私なんです!
ウク=蚤 レレ=跳ねる が語源とか。
ウクレレを弾く時の左手の動きが「蚤が跳ねてる感じ」ということらしいですね。

一方、スネア・ドラムの奏者 石川 直さん。
15歳からアメリカで修行とやら。
全米一の折り紙付きの奏者。
ゆっくりからテンポアップしていくリズムは「速さへの挑戦!」
体が固まってしまうような究極のリズム打ちを聴いていて、咄嗟に思い浮かんだのは「ミシン針の上下。」
ゆっくり針を落としてから次第に早い動きになって
目にも留まらないくらいまで速くなるミシン針の上下の動きにも似た
スネア・ドラムのテンポアップスピード。
このテンポアップも正に自己への挑戦なんですよね。

知らなかった音楽への濃い思いを聴かせてもらったみたいで新鮮でした!
「シマブクロさんにとってウクレレは何ですか?」との問に「魂の友です。」と即答したウクレレ奏者。
この突風のような刺激的な音世界と、津軽三味線(上妻 宏光さん希望)がセッションしたならどんな音楽が生まれるだろう・・・と勝手に想像してワクワクした私でしたとさ!

北海道教育大学函館校、国際交流事業「日本文化実習」のリポートをアップしました。

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