カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

時間よ、止まれ! by endy

2005/08/04

ども、ヤバイはやっぱりヤバイと思うendyです。

●あ、しまった!

誰しも一度は思ったことがあるのではないかと思うが、「あ、しまった!」ということをやらかしてしまう。
なんとかそれを取り繕うと思うのだけど、既に時遅し。
あわてて作った言い訳もなんだかワザとらしくてイマイチ。
あーあの時、時間が止まってくれれば!ってな具合である。
もちろん、時間など止まるわけもなく、当然のように起こるべきことは順を追ってやってくる。
「時」は止まってはくれないが、問題を「時」が解決してくれることは多い。
やってはいけないのは、問題を早く解決したいがばかりに、ことさらに嘘を重ね言い訳をすることだ。
人間、やっぱり正直に生きないと。

●送信ボタン

会社の同僚と上司の悪口をメールでやり取りしていたら、何かの拍子でそのメールが上司本人に届いてしまったり、会社中に同報メールで送信してしまったり。
ここまでひどくなくても、メールの送信ボタンを押した途端に、「あ、しまった!」と思ったことがある人は少なくないだろう。
なぜかこの場合、送信ボタンを押すまでは気が付かないが、押した瞬間に気付くのだ。
はっきり送信先のアドレスが、届いてはいけない相手のアドレスになっていることを。
そして無理だとわかっていながら、そのメールを削除する方法を考えるのである。

●うろたえる

私の心臓は、ノミのように小さな心臓にちょっと毛が生えたようなもんだ。
だからそんな状況になったら、すぐに血が逆流、めまいがしてしまい、動悸が激しくなり、立っていられなくなる。
そして自分のおっちょこちょい加減を呪い、明日の我が身がを想像するのだ。
ところが頭がボーッとなって、明日の自分が想像できない。
とうとう耐え切れなくなった私は、親しい友人に電話をかけ相談する。
「ど、どうしたらいいだろう?」
彼は冷静に応える。
「しょうがないんじゃないんですか、やっちゃったんだから。」
ごもっともで・・・。

●な、名前がちがーう!

ある印刷物のデザインを頼まれた時にこんなことがあった。
全てのデザインが完成し、内容も発注者に校正してもらい、最後の修正が終わってそのデータを印刷会社に送る。
数日後、完成した印刷物を見た発注者から緊急事態の連絡が届く。
「な、名前が違ってる・・・。」
えぇえええ!そんなバカな!
だってちゃんとそこは修正したではないか?
あ、ちょと待てよ、あの時修正したのは最新のデータじゃなくてひとつ前のデータだったのか?あーそうだ、そうだったのだ。だから最後の修正は直っているのに、その一つ前の修正が蘇ったのだ。
目の前に山と積まれた印刷物。

●げ、一段飛んだ・・・

そういえば、先日のライブでもこんなことがあった。
大好きな曲で間違えようのない曲を演奏している時、なんとなく自分が弾いている音と周りの音が違っていることに気がついた。
「おかしい、何かが起きている。」
リーダーが私の方を振り向いて鬼の形相で「頭に戻る!」とつぶやいた。
そーだ、わかった!
譜面を一段飛ばして読んでいたのだ!
そりゃ周りとズレてくるはずだ。
それでも曲はどんどん進んでいき、エンディングを迎える。
そう、「時」はやっぱり止まらないのだ。

箏アンサンブルライブ Vol.2のリポートをアップしました。

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