カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

トンボのメガネ by かなこ

2005/08/15

今日は終戦記念日。
昭和7年生まれの従兄弟の誕生日。
彼は「敗戦記念日」と言います・・・。
第二次世界大戦に関しては知らないことがいっぱい。
積極的に知ろうとしなかったことの事実。
母が戸井町に疎開していた時の一番恐ろしい記憶は機銃掃射とか。
戸板に乗せられた瀕死の民間人を見たことだとよく話します。

さて、話は変わって。
なんと律儀な「トンボ」。
秋の風物詩、トンボを見ました。
立秋が過ぎて・・・の秋に早速出会ったトンボさん。
戦時下でもトンボは舞っていたのでしょうね・・・。

話は少し移動します。
7月23日の筝アンサンブルライブの時の「秋の舞」という筝・三弦・尺八の三重奏曲を演奏していた時(秋の舞=トンボの曲ではありません。)。
演奏が始まって間もなく、結構な至近距離を白いものが通り過ぎました。
ヒラヒラ〜っていう感じで・・・。
「何だろう?」三弦を弾きながら私は若干動揺しました。
「ひょっとして蛾?」と思った瞬間=鳥肌!

私は「みみず」「毛虫」「だんご虫」「蜘蛛」など、地面に居るものは平気なのですが、「蝶」「蛾」「バッタ」類、飛ぶ物が苦手なんです。
小学低学年の頃の夏のある日、蛾なのか蝶なのか判別できない白い物体が部屋で舞っていました。
体が固まる!目が点!
私が逃げ込んだ先は「押入れ」。
その物体が居なくなるまで出てこなかったという逸話?があるくらい駄目なんです。
大人になってからも苦手は苦手。
蝶の「絵柄」や揚羽蝶など、美しく優美だわ〜、と思うし、決して嫌いではないのですが、私の側には来て欲しくないんです。

話はもどって。
ライブに訪れた「蛾」はどうなったと思います?
「秋の舞」終了後の「菅原先生竹輪尺八デモンストレーション」の時、
菅原先生のズボンの裾に居た蛾。
「菅原先生 動かないでください!」といきり立つ私。
菅原先生はピクっと動いた。
「蛾」は部屋の壁面に移動。
掴めた!
こういう時の私の瞬発力は凄い!我ながら感心!
(私、殺生してしまいましたのよ・・・。)
ライブのビデオにはその様子が写っていますのよ。
(出演者である門人の平野さんは何故か拍手してくれていました!?)

トンボも蛾も同じく飛ぶものなのに
片や嫌われもので 片や風物詩で。
私って「勝手だね〜。」

♪トンボのメガネは水色メガネ 
 青いお空を飛んだから 飛んだから♪ 

9月のスケジュールを更新しました。

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