カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

自宅でダッチオーブンを使う by endy

2005/11/04

ども、今日も早起きのendyです。

●キャンプの食事当番

今年になって私は3回キャンプに行った。
とはいえ、私はそれほどアウトドア派という訳ではない。
自分から進んでキャンプに行こうという気は全くないし、寝袋こそ持っていくが、自前のテントは10年以上前に使ったきりどこかにいってしまった。
毎回、誰かのテントに居候が最近のパターンなのだ。
ここ数年は仲良くしてもらっているバンド仲間に連れて行ってもらう中、ほとんどアウトドアに貢献できない私がひとつできることがあった。
それは料理。
これならば、多少は貢献できるだろうと、毎回1食は食事当番を引き受けることにしている。

●混ぜるだけ

とはいえ、そもそも不便なキャンプ場で面倒なことはしたくないので、粗方の下準備はしていくので、現地で苦労することはほとんどない。
極端な話、カレーを作った時など、キャンプ出発4日前からカレーを煮込み始め、当日にはじっくり煮込まれきったカレーを鍋に入れて現地に運び、温めて食べるだけという具合。
まぁこれは極端なんだけど、ダシや調味料は全て行く前に準備して持っていき、現地では混ぜるだけというのはほとんど。
そんな私が今年あるモノを購入した。

●キャンプでパンを焼く

ある日、テレビのアウトドア番組で「キャンプでパンを焼く」というのをやっていた。
見てみると、それはダッチオーブンという頑丈な鉄鍋を使って、まさに生地作りからパンを焼き上げるというもの。
ご飯もわかるし、焼きソバもわかる、うどんだってなんとかなる。
でもキャンプでパンはどうだろう?
普段ほとんどパンを口にしない私は、無性にキャンプで焼き立てのパンが食べたくなった。
ほとんどパンを食べもない私がパンの作り方など知っているわけがない。
ここはとりあえず、ダッチオーブンだけでも購入することにした。
※近所のホームセンターで3000円位の安物。

●ただ分厚いだけの鉄鍋なのに

たまたまバンド内に自宅でパンを焼いたことがある女性がいたので、彼女の指導の下、キャンプでパン作りを実行。
その結果だが、見事に焼き立てのパンが完成した。
お味の方だが、実に美味しい。
焼き立てのパンというだけでも美味しいが、それがテントの中で焼かれたものなのだと思うと、さらに美味しいのだ。
なんのことはない、ただ分厚いだけの鉄鍋ではないかと思っていたが、このダッチオーブンとやら、なかなかやるではないか。

●自宅での使い道

しかしいかにダッチオーブンといえど、多くて年に3回しかキャンプに行かないのであれば、年に3回しか使わないということ。
自宅で使い道はないものかと思っていたところ、前述したパン作りの彼女の旦那さんから、お手軽に出来るおつまみレシピを教えてもらった。
作り方は、野菜を皮ごと鍋に入れ、少量の水と少々の塩コショウで蒸し焼きにするという簡単なもの。
これを昨日試してみた。
材料はじゃがいも、にんじん、大根、バラ肉。
味付けはハーブ入りの岩塩と胡椒、コンソメスープの素のみ。
それらを鍋に入れ20分ほどすると、部屋中にいい匂いが立ち込めた。

●やみつきになりそうな予感

ただ蒸し焼きにするだけなのだけど、じゃがいもはそれ自身が持っている水分が程よく蒸発されるためか、茹でたジャガイモのようなベチャベチャした感じはなく、甘栗のようなホクホク感がある。
焼き上がる前は、「脂ありすぎなんじゃねーの?」と思っていたバラ肉の塊も、薄くスライスして食べれば香ばしいチャーシューのよう。
焼いた大根もおでんとはまた違った食感で楽しめたし、にんじんもいい感じ。
こりゃしばらくやみつきになりそうな予感がする。
※初めてお使いになる方は、大変熱くなりますので、取り扱いには十分ご注意ください。

11月のスケジュールをアップしました。

感想・ご意見をお聞かせください。

miyazaki.kanako@gmail.com