北海道教育大学函館校、国際交流事業「日本文化実習」 2003/5/18〜5/28 宮崎宅

正座は苦手

今年も北海道教育大学函館校の国際交流事業の一端としての、「日本文化実習」授業を担当しました。
平成3年から担当し今年で12年目になります。
今回はカナダのカルガリー大学研修生、セント・メリーズ大学研修生、オーストラリアのシドニー工科大学留学生合わせて13名。

筝や三弦の古典や現代曲など、様々な奏法や歴史、楽器についての話を交えながら演奏を聴いてもらい、実習に進みます。
ビデオや写真を見ながら、伝統的演奏形態(=正座、和服)+椅子に腰掛けて洋装で演奏するスタイルや、現在は立って演奏する場合もあることなどを伝えます。

例年、授業では「さくら」の演奏をマスターすることを目的とし、出来る限り「正座」をしての演奏を希望していますが、今年の留学生はほとんど正座が苦手の様子でした。
まず始めに「さくら」を一緒に歌い、メロディーを覚えてから演奏に入りますが、歌うと弾くとでは大違い。
それでも真剣な眼差しでトライしていました。
数名の学生は宮崎宅での実習体験のみならず、5月17日の音楽協会演奏会で筝とフルートの演奏も聴けましたので、丁度良い時期の実習だったと思います。

ゲッツ!

アリガトゴザイマース!


我が家の裏庭の坪庭風情がたいそう気に入ったらしく、「キレーイ!キレーイ!」と大喜びでした。
「筝の演奏」を体験したことが良い思い出となるであろう事を願いつつ、3回の授業は無事終了しました。

かなこ

report by kanako  photo by sayuri