■こわばった放心状態
さて演奏は・・・。
小編成での尺八との合奏は経験したことが無いお弟子さん達は、ライブ当日の合奏練習までの期間は尺八の音を想像しながらの練習と、時として私が尺八のメロディーを密かに歌うという方法しかない訳ですから、初の合奏練習時は現実に至近距離で演奏してくださる菅原先生の勢い、直の素晴らしい尺八の響き・音色・迫力にまず圧倒されたようでした。
「想像を絶する感覚!」だったらしくいきなり舞い上がっていました。
「こわばった放心状態」←菅原先生の感想の弁
時間の経過とともに菅原先生の懐の広い音楽性・音楽感に包まれて、アンサンブルを勉強させていただいたようでした。
本番では「音楽」を奏でようという気持ちで精一杯演奏した様子。
「良く勉強したわね〜。」と思います。
根底には絶対的テクニックが必要であり、その上に成り立つ音楽性を表現する=これはなかなかに難しいものだと思いますが、今回を大きなチャンスとしてとらえ何かを得たであろう門人達のさらなる前進を師として期待するところです。
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