■怖い顔するんだもん
このライブの副タイトルは≪宮崎加奈古 〜“和”の世界〜≫。
さて「和の世界」というとリスナーの方はどういう音楽を想像なさるのでしょう?
和服・正座・静やかでしっとり・・・でしょうか?
決して間違ったイメージではありませんが、それonlyではないのです。
洋服を着て椅子に腰掛けて演奏することもあります。
リズミカルで情熱的な曲もあります。
いろいろな曲が脈々と生まれ続けているのです。
そんなこんなのメッセージが伝われば良いな〜と思った次第です。
さて、公開生放送ライブは当然の如く緊張しました。
「己が感性を絞りとられていくような感動」とは菅原さんの言葉。
正にその通り。
単なる緊張感とは別物の感覚でした。
ナビゲーターの加藤 斉さん(函館未来大学客員教授)からは
「和楽器の筝や尺八はフレキシブルで豊かな表現力を持つものだということがわかりました。クリエイティブな楽器だから奏者の音楽性と力量がまともに示される楽器であり、今回の演奏にはそれが見事に表れていました。」
と高く評価していただきました。
終了後の宮脇ディレクターからの一言は
「宮崎さん、怖い顔するんだもん・・・。」
「ごめんなさい!真剣勝負みたいな感覚なの。にこやかには弾けないのよ・・・。」
(いつものオチャラケ宮崎とは違う一面も披露。)
ライブ会場の「カフェペルラ」には2階席もありまして、頭上から眺められつつの演奏でしたし、また演奏者スペースから遠い所にもお客様が居て、尚且つ奏者がナビゲーターとお話をするテーブルが演奏スペースから離れているので、行ったり来たりが多く一種独特の雰囲気でのライブでしたが、それとて貴重な経験になりました。
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