■吹雪は去って

前日は「猛威の吹雪が突然目の前に！」みたいな悪天候でしたが、当日は青空が見える良い天気でした。
お陰様だわ・・・アーメンでした。

「身近に筝を聴いてもらいたい」と思って、昨年の１２月２３日をVol.1として始めた私の「気ままライブ」。
折々に開催するつもりで始めたのですが、結局１年間のご無沙汰の後、昨年と同月同日の開催で、昨年と同じくクリスマスイブの前日ライブであり、≪X'mas Eve,Eve,Live≫が副タイトル。

今回は３０人くらいのお客様が入ると満席というお店が会場でしたので、私のソロ演奏や小さなデュオ（私＆内藤）を聴いていただくことにしました。
一部は筝や三弦の曲。
神仙調舞曲　遠野より「神隠し」　無言歌集より「ジプシーの歌」
なんとなくのBGMは「六段の調」。
二部はポップスやクリスマスキャロル。
お客様と一緒に歌う曲もあったり！
軽食と飲み物と私のおしゃべりを挟んで、計画通りの？小さなクリスマスっぽい集いになりました。

■時間を忘れそう・・・

この日のライブを決めたきっかけは、高校の同期であるM.Sさんからの１１月下旬の電話。
「加奈古ちゃん、私の店でライブやってくれない？」ということでした。
今年の私は、なにやらバタバタと忙しく余裕が無く無理かな〜と思いつつも、根っから「筝」が好きなので「エ〜イ！やっちゃうか！」といった乗りで急遽決めたライブでした。

今年の春に開店した友人のお店の名は『cafe en（えん）』
彼女は「プロ・アマにかかわらず、地域の人の芸術の発表の場になれればうれしい。お店のスペースを提供します。」というコンセプトのもと張り切っている同期。
場所は函館未来大学のそばの小高い丘の上。
大きな窓から見える街、山、海、雲・・・。
やすらぎを与えてくれる景色。
夕陽が山に隠れはじめると、街が少しずつ光を帯びてきて揺れるように輝き出し、やがて宝石を散りばめたような夜景へと変貌してゆく。
じ〜っと眺めていると時間を忘れそう・・・。
そんなお店でした。

■手作りのライブって面白い

さて、その窓を背にして演奏したライブは、「初めまして！」のお客様も半数くらいいらっしゃいました。
新しい出会いであり、うれしいことでした。
同期生も３人来てくれましたし！（K's crewの齋藤さんも）
軽食と飲み物付きのライブをやったのは初めてでしたが、なかなかに暖かい感じの雰囲気でした。

門人の内藤さん、吉野さん、澤木さん、八木楽器店の英樹さん、友人の早百合ちゃんが会場のセッティング（椅子やテーブルの移動）やその他いろいろを手際よく手伝ってくれて、スピーディー且つ穏やかにスタートし、終えた後は友人も後片付けなどを手伝ってくれて、スムーズに終えられました。
まさに「手作りのライブって面白いな〜。」という感慨にふけりながら帰路につきました。

今年ラストの私のイベントの報告でした！

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