2014スプリングコンサート 宮崎加奈古  菅原久仁義 二人展 ≪和の響き≫

  2014/02/11(火) 函館市芸術ホール

昨年、初夏の頃、(財)函館市文化・スポーツ振興財団様から、
『菅原先生の尺八と私の箏を主軸にしたコンサートを開催しませんか?』
というお話しをいただきました。
財団様が主催してくださるとのこと。
とても嬉しく有り難いお話しでした。

菅原先生にお伝えしたところ、御協力いただけるとのこと。
菅原先生は、私が所属するユニット「K's crew」のCDやコンサートに参加してくださったり、社中の演奏会や函館音楽協会のコンサートなどにもゲスト出演してくださっているので、函館でご存じの方も多い先生です。
どんな曲をどんな案配で組み、どういうコンセプトのコンサートにするか。
財団様からは「好きなように自由に考えてください」という事でしたので、自由な発想でプログラムを組みました。
せっかくプロの尺八演奏家・菅原先生に出演していただけるのですから、かねてから演奏したかった箏と尺八の二重奏をメインにして、函館の皆さんに是非聴いて欲しいという願いを込めたプログラムにしたかったのです。 
尺八の独奏も有り、私が初めて演奏する(取り組んだ)曲3曲を含め、全6曲のプログラムに決定。

箏や尺八の音楽を一般の方達はどのようにイメージされているのかは、なんとなく想像がつきます。
私の願いは、新しいイメージが広がって欲しいてという事なんです。
箏と尺八ですから「和の響き」ではありますが、その響きは「現代の音楽」としての「響き」として聴いて欲しかったのです。
当日は天候にも恵まれ 大勢のお客様に来ていただき、沢山の拍手に包まれながら スムーズに進行。
あっという間に終わっちゃいました!
(2時間弱だったかな?)

菅原先生から、わずかながらも尺八に関してのお話しをしていただき、「そうだったのですか!」という「知る喜び」もありました。
多くの方から暖かい嬉しい感想をいただけました。
本格的な演奏を初めて聴いたという方もいらっしゃいました。
尺八の音色・演奏に「目から鱗」とおっしゃった方もいました。
ある音楽家の方からは、丁寧な感想メールを頂戴しました。
その中の一文にこんなことが書いてありました。

選曲が大変意欲的。一番古いもので1967年。
1970年代〜90年代の現代邦楽をまとめて聞かせていただける機会なんて、そう滅多に無いのではないでしょうか!

(そうでしょう(^^)!!!=私の心の声)
主催してくださった財団様、ホールに足を運んでくださった多くのお客様達、札幌や苫小牧、江別からかけつけてくれた楽友や友人。
打ち上げにも参加してくれた財団理事長様とK's crewの仲間、支えてくれたお弟子さん達。
皆様への感謝の気持ちは余韻としてず〜っと続いています。

気合いを入れたコンサートが終わって少し寂しい気持ちですが、また新たなる目標を持って前進したいと思っています。
プログラム
・風によせる三つの前奏曲(長沢勝俊作曲)  箏・尺八
・上弦の曲(沢井忠夫作曲) 箏・尺八
・遠野(唯是震一作曲)  唄・三絃
・流露(杵屋正邦作曲) 尺八独奏
・想(太田 潤作曲)   十七絃・尺八
・水幻譜(吉松 隆作曲) 箏・尺八

※アンコール 春の海(宮城道雄作曲)箏・尺八

打ち上げは洋食やイタリアン!
お料理とワイン 美味しかったです(*^▽^*)

 

by kanako

 

photo by Photo Alpha , other