ども、2007年問題を考えるendyです。
●意味ワカリマスカ?
先日、見ていたテレビでの話。
最近、若者の間で流行ってる言葉の意味がわかるか?というもの。
自称若者の私も考えてみることにした。
1.ちゃけば
2.もる
3.らぴる
さて、皆さんは意味がわかるだろうか?
●それでは正解です
1.ちゃけば
ぶっちゃけた話をすることをいう。
「ブッちゃけばナシ」から来ているのだろう。
2.もる
話をおおげさに言うこと。
おそらく大盛りの「もり」から来てるのか?
3.らぴる
これはなかなかすごい。浮いてる人・存在のことを言う。
その語源は宮崎アニメの「天空の城ラピュタ」。
城が浮いてるから来ているらしい。
1と2はともかく、3は「へぇー」と関心してしまった。
そもそもラピュタ自体は1986年劇場公開なので、すでに20年近く前のアニメ。
それが現代の若者言葉に反映されていることにある種の不思議を感じる。
●ジュリーがヤバイ
最近の若者が口を開けば出てくる「やばい」。
最近流行ったように思う人もいるが、この語源はかなり古い。
私が知る限りでは、ジュリーこと沢田研二が1980年に出した「バッド・チューニング」という曲にさかのぼる。
直訳すれば「悪い調子」なのだけれど、当時から既にニューヨークあたりではスラングとして「かっこいい」ことを「Bad(悪い)」と言っていたのである。
その最先端を日本で紹介したのがジュリーということになる。
その後、その「bad」は1988年にあのマイケル・ジャクソンが大ヒットさせた曲名となる。
当時から「よい」を「悪い」と逆に言い換えることは普通に存在していたのだ。
●あんまりやばくないよ
そう考えると別に最近いきなり降ってわいた言葉でも使い方でもなく、何十年もの歴史のある使い方とも言えなくもない。
そんなこともあって私は最近の「やばい」を連発する若者を見ても、特に不思議とも思わないし、違和感も感じないのだ。
というか、ことさら今の流行だからと連発する彼らがうっとおしく感じる。
何もそんなことまで「やばい」と表現しなくてもいいんじゃないの?
それはあんまりやばくないし、どっちかというとやばいでしょう。
ま、流行なんてそんなもんだから気にしてもしようがないですが。
●カワイイって言ってくれ
「若者の言葉が乱れている」というのは分別のありそうな大人たちの言い分ですが、言葉なんてものは文化ですから、その時代を反映したものが使われるんです。
今さら盛り上がってる雰囲気を「フィーバーしてるね」なんて使いませんが、やはりあの時代は「フィーバー」だったんです。
たくさんの人に使われて、やはりいい言葉は生き残っていくものです。
「言葉が乱れている」なんてケチくさいこと言わないで、大きな目で見ていてほしいもんです。
そういえば、以前はおじさんのことを「カワイイ」と言っていた女の子たちも、最近じゃさっぱり「カワイイ」と言ってくれなくなったような気が・・・。


※8月のスケジュールを更新しました。
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