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尺八に想う・・・その参

2002/11/04

尺八の魅力・・・。
「奏者の全身全霊が音と化す!といった趣が尺八の大きな魅力だ。」
と、ある本に書かれてありました。
「なるほど・・・。」と妙に納得。

CD『K's crew』には全部で9曲収録しましたが、その中の6曲、「交差点」「アベマリア」「スターダスト」「雨上がり」「原体剣舞連」「リベルタンゴ」に尺八奏者菅原久仁義さんの音色が入っています。

吹奏理論・指導法の研究家でもある菅原さんが吹かれる尺八は五孔尺八。

五つの穴から十二音を出すそうで、一つの穴から全開・半開・微開と三つの音を出すことがあるそうです。
「凄いですねぇ〜!それって超絶技巧なんですよね!」と感動とともにお聞きしましたら、
「みんなやってる事ですが、半音が続く音階は難しいですね。」
ということでした・・・。(みんなやってる・・・?)

CD収録曲の中では、ほとんどのコードが出てくる「リベルタンゴ」が一番ハードだったとか。

尺八のように調性のはっきりした楽器には難しいという事なんですが、そのリベルタンゴを
「秋韻コンサートでやっちゃいましょう!」と言ったのは菅原さんなんですよね・・・(笑)
『K's crew』との演奏はいかがでしょう?との問いに、「とっても楽しい!」との笑顔をいただき、感激!

バイタリティー溢れる尺八の変容を目の当たりにしたメンバーは驚きの表情でしたよ。

目、いや耳からウロコ?というところなんでしょうか。
だとしたら、それまでの尺八のイメージってどんなだったのかしら?
今度じっくり聞いてみなくちゃ!です。


かなこ

 

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