(更新は毎週月曜・木曜の予定です)

相撲の楽しみ方

2002/11/25

私の母は大の相撲ファンでして、毎場所 我が家のテレビ桟敷は賑やかなんです。
ごひいきの力士の取り組みは、負ける姿を見たくないらしく、音声を消し、画面を見ないで「どう?どう?」と私に勝敗を聞くんです。
私は手で○と×を作って知らせます。
まるでクイズ番組みたいなんですよ。(笑)

私の相撲に対する視点は勝敗とはちょっと違うんです。
まず、「腰部保護ベルト」との説もある力士の回しの色をチェックします。
レモンイエローや赤も有って最近は「カラフルゥ!綺麗!」と楽しくなりますし、きらびやかな化粧回しのデザインを見ては「現代的な絵柄もあるんだな〜、誰がデザインしたんだろう?」と思ったり、化粧回しと力士との因果関係を知りたくなったりもしますしね。
桟敷席に目をやると、美味しそうに何かを食べている人が居たり、和服姿もあでやかな綺麗どころの御姐様が居たり、時にはタレントさんがお忍びで来ていたり・・・となかなか楽しいんですよ。

話は少々逸れますが、私はCMや街頭インタビューなどの番組を見る時も、メイン映像ではなくその背景や周囲の様子が気になりますし、音楽番組を見ている時も、ソリストや指揮者ではなくバックのオーケストラの人々やステージの隅などに目を移すことがあります。
時折面白い映像に出会うことがあるんですよ。
(単なる「へそ曲がり」なのでしょうかね・・・。)
ちょっと斜に構えた視線・視点・観点を持った時、面白い発見がありますよね!

ふたりの人間が同じ格子の中から外を見ている。
 ひとりは泥を、ひとりは星を。
』(フレデリック・ラングブリッジ)

かなこ

 

※リポート:NHKラジオ第一 「道南ラジオ特集」

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