(更新は毎週月曜・木曜の予定です)

雪かき記念日

2002/12/12

つい先日 東京にいる娘から電話があり、
「ママ!キャンパスの窓から外を見たらなんと近所の家の屋根に雪が積もってるのよ!
ここは私の故郷、函館?なんて思っちゃったよ。」という声が届きました。
東京でも雪が降る事は分かっている娘ですが、この度の雪は「みぞれ」などではなく本格的な「雪」だったそうで、「すぐ融けないんだよ!」という驚きの電話でした。

「ママ 函館は雪が降ってるの?」との質問に、「とっても寒いけど、まだ雪は降ってないのよ!」などとうそぶいていた私でしたが、遂に来ました、冬将軍!
いよいよ冬を覚悟の季節が到来してしまいました。
北国育ちのくせに「覚悟」とはなんと大袈裟な・・・とお思いでしょうね。
実は、私、大の寒がりなんです。
雪が根雪になるまでは、なんとしても晩秋と思いたい・・・
先日来、雪は降らないものの、最低気温−8℃という日もあって、晩秋という思い込みはもう無理で、さすがの私も冬を「覚悟」しました。

昨日から雪は降り続け、いつの間にか外は一面の銀世界と化しました。
北海道では雪を片づけることを、雪はね・雪かきと言いますが、私にとってこの冬初の雪かき記念日(この冬初めての雪かき)は12月11日。

  
防寒具に身を包み 深呼吸をして「いざ、出陣!」
雪は私に闘いを挑んで降ってくる訳ではありませんが、年齢とともに「雪かき」も体力勝負という感じに

なり、「何処からでもかかっていらっしゃい!負けないわよ!」みたいな感じなんです。

最近は「雪押し」というグッズ?もあり、持ち上げる

作業は若干軽減し、横着者の私にとってはありがたいラッキーアイテム。
鼻歌まじりに第一回目の雪押しをしました。

『凍る物 皆台所 朝となり。』
誰がどの時代に作った句か分かりませんが、昔は暖房の設備も整っていないし、気密性の高い住宅でもなかったはずですから、日常生活全般に渡って生活の知恵をフル活動しながら越冬したのでしょうね。
北海道の中でも函館は雪は少ないし暖かい地域だとよく耳にします。
そんなこんなを考えると「寒い!寒い!」の連発は顰蹙(ヒンシュク)をかいますよね。
叱られそう・・・

エルニーニョ現象の影響で今年は暖冬という予報ですが、例年より「凍れ(シバレ)」の訪れは早いように思います。
しかしながら雪って綺麗ですね・・・。

純白の雪に囲まれていると、「我が煩悩は浄化されるかもしれない・・・」なんて、勝手な思い込みをしてしまいます。
そんな「冬到来」を感じる今日この頃です。

かなこ

 

※リポート:X'mas Charity ジョイフル ナイト(国際ソロプチミスト)

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