(更新は毎週月曜・木曜の予定です)

六段の蝶

2002/12/09

私の母は筝曲家でして、本名は「宮崎ツヤ」。
雅号は「美音和(みねわ)」と申します。
「美しい音の和」という音楽的脈絡があって、しみじみ「良い雅号だなぁ〜」と思います。
見た目?も肌が美しく若々しい人なのです。

数年前、ある印刷物に母の名が「宮崎音和」と掲載されました。
なんと『美』という文字が抜けていたんです!
その印刷物にじぃ〜っと見入っていた母は、記載ミスを怒る訳でもなく、

「遂に私から『美』は無くなったか・・・。」と申しました。
自滅的つぶやきのような一言に「なるほど!」と妙に感心しつつ、

「ギャグだわ〜!」と大笑いした私です。
一言付け加えますが、その時の母も、現在米寿となった母も、まだまだ充分美しく、本名と同様にお肌は「ツヤツヤ」で、決して「美」は消えておりませんので。

もうひとつ、曲名に関してのおもしろ話。
ある演奏会でのことです。
「次の曲は六段のチョウです。」
と司会者から曲名の紹介がありました。
「あらまぁ!チョウ?蝶?」
プログラムには「六段の調」と書かれてありました。
きっと司会者はそのまま読んじゃったのでしょうね。
やはり「六段の調べ」と書いた方が正しいのかな〜?と思いましたね。
「べ」が書かれていたなら まさか「チョウベ」とは読まないですもんね。

教訓=ふり仮名(送り仮名)は大切な連絡事項である。

まだまだ「おもしろ事件」はあるのですよ。
それはいずれまた後日(笑)。
お楽しみに!?

かなこ

 

※リポート:旭ヶ岡の家 ナイトクラブ

※旭ヶ岡の四季:K's Crew ライブin旭ヶ岡の家ナイトクラブ

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