カナコラム  (更新 月曜:かなこ、木曜:endy )

母と筝曲美音和会 by かなこ

2005/04/04

ようやくやってきた春・・・。
気分一新の春!
新年度が始まりましたね。

今年度の筝曲美音和会主催の主な行事も決まりました。
一発目は・・・。
今月29日(金・祝)に開催する我が社中の演奏会。
今年で53回目となります。
今年の演奏会は例年にない長時間の発表会。
ソロ、二重奏、三重奏、四重奏。
古曲・新古曲・現代曲・・・など全18曲。
小学1年生の女の子、小学3年生の男の子も出演します。

(初舞台)
どんな雰囲気の会になるのでしょう?
今からワクワクします!
多くの方にお聴きいただきたいと願っています。

さて、昭和12年に母・美音和が創始した会、筝曲美音和会は、いろいろな方達や多くの方達の「出船入船」がありながら、現在に至るまで休むことなく細く長く・・・の活動をしてきました。
この会の創始者である母は、今月満90歳『卆寿』を迎えます。
大正4年4月16日生まれ。
母は折々に「私は『シシジュウロク』で割り切れるのよ!」と言います。
「4×4=16」、「16÷4=4」という誕生日の数字の“妙”がうれしいようです。
現在は『老後を平和にゆったりと過ごしている』といった心境なんだそうです。
日々のお弟子さんのお稽古や合奏練習の音、曲を聴いては、昔の色々を思い出しては懐かしんでいるようです。

母は幼い頃から足が不自由で病弱だった人。
「まさか90歳まで生きられるとは思ってもいなかったわ。」と言います。
母は「身体障害者」と言われることが辛かったようです。
「年をとると多かれ少なかれ、誰しも足腰が弱くなるものね。ようやく平等、な〜んて思ったりもする・・・。」と言います。

近年はリウマチも患っていて、体が不調なことも多いのですが、人と接する時はすこぶるハイテンションになる母。
多くの方々は「すこぶる元気な婆ちゃん!」と思っていることでしょう。
その張り切り婆ちゃんがガックリしないように、今は私が社中を引っ張っていかなければ!と発表会に向けて踏ん張っています!

出前コンサートのリポートをアップしました。

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